一尺招き猫「龍骨之図」
¥ 220,000
SOLD OUT
2019年制作。
コンセプトとなった「龍骨之図」とは、1804年に不思議な骨が掘り起こされたという史実が元になっています。
藩主に献上したところ識者により「龍の骨」であると判明し、発見した農民には「龍」の姓が与えられ、発見場所に祠も建てられました(現在では、それは50万年ほど前の象の骨だったと分かっており、国立科学博物館にて保管されています)
背面に書かれている文字は、
一「初春の 令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す」
(令和の出典元になった和歌)
二「雪月花の時 最も 友を思ふ。」矢代幸雄
三「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて冷しかりけり」道元禅師
二、三は、川端康成が著書で日本人の心、日本美術の特質であると賞しているものを引用。
猫の体全体に描かれた風景は、上記三つの和歌をイメージしています。
また背面には、当時発見された龍骨を上田耕夫が模写したとされるものが描かれており、それを取り囲むように見ているのは「雨龍」という雨を司る幼龍で、成長の象徴とも言われています。
新しい時代への希望を込めた、令和版の龍骨之図としました。
※桐箱なしの値段です。
箱をご希望の方はご連絡ください。納期は約1ヶ月後です。